今回は、JavaSE Embedded(EJDK)をインストールします。
関連記事
・EJDKのダウンロード
・RPiコマンドメモ -> ラズパイにSSH接続、ファイル送信
参考サイトはオラクルのJavaSE Embeddedインストールです。英語なので翻訳して読みます。
Step1:通常のJDKインストール
参考サイトでは、通常のJDKがインストールされている必要があると書いてあるのでJava8のインストールを行います。
参考サイトはこちらです、ラズパイフォーラムページです。
前提として、今回のJavaSE EmbeddedはJava8です。
jdk-8u231-linux-arm32-vfp-hflt.tar.gz
jdk-8XXXXと書いてあるものはJava8です。
そして、JavaSE Embeddedは8が最新で最後になるらしい。。。です。
なので、通常のJava8をインストールします。OpenJDKを使用します。
なので、ラズパイにログインしてから以下のコマンドを叩きます。
sudo apt-get install -y galternatives openjdk-8-jdk
そして、インストールできたか確認します。
java -version
確認が取れたら、JavaSE Embedded(EJDK)のインストール準備が完了です。(スペックなどは各自で確認してください)
EJDKインストール
今回はラズパイのドキュメント直下にインストールディレクトリを作成します。
~/Java
というディレクトリを作成します。「~/」というのはログインしているユーザーのドキュメント直下という意味になります。
つまりユーザー「pi」でログインしているのであれば「/home/pi/Java」というディレクトリを作成します。
mkdir ~/Java
というコマンドで作成します。
そして、mv
コマンドでインストールするファイルを移動します。
そして、インストールファイルを解答します。
gunzip ファイル名(.gzでも良い)
とコマンドを叩くと、指定ファイルもしくは(.gz)そのディレクトリにある全てのgzファイルを解凍します。
同様にtarコマンドで解凍します。
tar -xvf ファイル名
環境設定ファイル(環境変数)
参考サイトはこちらです、ラズパイフォーラムページです。
こちらのページには以下のような記述がありました。
クイックガイド
ただシステムを実行する必要がある性急な人のために、ここであなたができることがあります:
すべてのグローバル環境変数、つまりすべてのユーザーに影響する変数を/ etc / environmentに入れます
このファイルはシェルではなく PAMによって読み取られることに注意してください。ここではシェル拡張を使用できません。たとえば、MAIL = $ HOME / Maildir /は機能しません!
PAMが処理できる些細なケース以外に、すべてのユーザーの環境を構成する方法の問題に対する、シェルに依存しない、ログインに依存しないソリューションはありません。
すべての一時的なシェル設定(エイリアス、関数、シェルオプション)を〜/ .bashrcに入れます
すべての環境変数を〜/ .profileに入れます
ファイル〜/ .bash_profileを作成または編集し、コマンドを含めます。
なので、「evironment」ファイルにEJDKのパスを設定します。
sudo nano /etc/environment
EJDK_HOME=/home/pi/Java/ejdk1.8.0_211/bin
そして、上記でインストールしたJDK(EJDKではない)を参照するように環境変数のJAVA_HOME
を設定します。
</etc/environment>
JJAVA_HOME=/usr/lib/jvm/java-8-openjdk-armhf/bin EJDK_HOME=/home/pi/Java/ejdk1.8.0_211/bin
jrecreate.sh --help
実行結果
JREの生成
そして、JREの生成で実行するコマンドはExample3
のコマンドを実行します。
JavaFX controls and Java SE locales added to server JVM and compact3 profile.
% installDir/ejdk<version>/bin/jrecreate.sh \ --dest /tmp/exampleJRE2 \ --profile compact3 \ --vm server \ --extension fx:controls \ --extension locales
インストールしたいのはJavaFXのコントロールとJVMサーバーなので。。。
<実際に実行したコマンド>
※「(バックスラッシュ)」は改行しても改行したこと(Enterキーを押したこと)にしない(エスケープする)ためにつけています。
cd $EJDK_HOME bin/jrecreate.sh --dest /tmp/exampleJRE2 \ --profile compact3 \ --vm server \ --extension fx:controls \ --extension locales
そして、実行して見た所以下のようなエラーが出ました。
JREの作成に失敗しました。ターゲットlinux_arm_sfltはVM serverをサポートしていません。
改めてヘルプを見ると色々と修正する必要がありました。。。
使用方法: jrecreate --help | --dest
結局のところは以下のようなコマンドになりました。
% installDir/ejdk<version>/bin/jrecreate.sh --dest /tmp/ejre8 --extension locales
生成したJREは/tmp/ejre8
というフォルダに出力されるようにコマンドを実行しました。
どうやらJREの生成ができたようです。(Fullversion)
でわでわ。。。