Java ミニゲーム ソース 〜じゃんけんゲーム in Console 完成〜

コンソール版のじゃんけんゲームを作成しました。
しかし、とりあえず動く状況なので。。。

これに、細かい部分を作ってしまおうと思います。
まずは、バグ退治です。。。がしかしその前に処理の概要をいかに記載します。

  1. プログラムを起動する(Mainクラスのメインメソッド)
  2. コマンドで「exe」を入力してエンターキー押下
  3. じゃんけんゲームの起動(FirstCls#execute())
  4. じゃんけんゲームの入力を待つ
  5. 「1〜3」の入力かチェック
  6. 乱数を生成し CPUの手とする
  7. 両者の勝敗判定を行う

そして、修正した結果(差分)はこちらのリンクで確認できます。

バグのないようですが、じゃんけんゲームの入力時に「1〜3以外の値」が入力された時にMapから値が取得できず。。。
playerの手がnullになります。そして、処理は次へ行ってしまうので、「???」となります。

具体的なコードは下の部分です。
メインメソッドは下の部分で、FirstCls#handleInput()を呼び出しています。
Mainクラス

public class Main {
    public static void main(String[] args) {
        Scanner scan = new Scanner(System.in);
        String input = scan.next();

        FirstCls first = new FirstCls();
        if ("exe".equals(input)) {
            first.execute(scan);
        }
        boolean isNumber = first.isNumberString(input);
        if (isNumber) {
            System.out.println(input + "は数字です。");
        } else {
            System.out.println(input + "は数字ではありません。");
        }
    }
}

FirstCls#execute()でじゃんけんゲームが開始されます。

FirstClsクラス

public void handleInput(String input) {
    System.out.println("入力値: " + input);
    if (isNumberString(input)) {
        System.out.println(input + "は、数字です");
    } else {
        System.out.println(input + "は、数字ではありません");
    }
}

クラス名がリンクになっていますが、これはGithubへのリンクになります。

修正する(修正内容)

修正方法としては、チェック処理を入れてやります。
そして「クラスの使い方」という観点から、チェッククラスを作成します。

余計な音が履いていますが、これを作成した時の動画です。

ここで追加した実装はCheckUtilクラスです。
このクラスは、実装の過程で、メソッドが増えていきましたが、まぁそんなもんでしょう。

ちなみに、このクラスのメソッドは、全て「静的メソッド」と呼ばれるメソッドです。
呼び出す時にクラス名.メソッド名という形で、呼び出します。

チェック処理

このチェック処理のポイントはズバリ「正規表現」です。
使用している以下の正規表現は0〜9の文字にマッチするのであればTRUEを変えす(そうでなければFALSEを返す)メソッドを使用しています。
そして、同じ名前のメソッドがあります。並べてみると違いが一目瞭然です。

public static boolean isNumber(String numberStr) {};
public static boolean isNumber(String numberStr, String range) {};

そして、Stringクラスにあるメソッドを使用しています。この引数に渡す文字列が「正規表現」であり、このメソッドの返り値が判定結果になります。

numberStr.matches(range)

オーバーロード

上のような実装のことを「メソッドのオーバーロード」と言います。親クラスのメソッドを上書きする「オーバーライド」とこんがらないように気をつけてください。

処理の内容に関してですが
・引数が1つのメソッドは単純に「数字の入力かチェック」
・引数が2つのメソッドは、数字の範囲を指定してチェック」
というように、処理の内容が若干違います。

初めに「0-9の入力(数値入力)チェック」を作成したのですが、じゃんけんで使用するのは1〜3までだけではないか。。。と気がついたので、数字入力チェックに「範囲」を追加しました。

public class CheckUtil {
    /** 0-9(数字)判定をする時の正規表現 */
    public static final String REGREX = "[0-9]";

    /** 1-3までの判定に使用する正規表現 */
    public static final String REG_1_TO_3 = "[1-3]";

    /**
     * 必須入力チェック、第二引数にあう正規表現でのチェックを行う
     * 
     * @param numberStr 検証する文字列
     * @param range 判定用の正規表現
     * @return true: 正規表現にマッチ false: マッチしない
     */
    public static boolean isNumber(String numberStr, String range) {
        // 正規表現で判定します。数字のrangeに当てはまる時にtrue
        if (isEmpty(numberStr) && numberStr.length() != 1) {
            return false;
        }
        if (numberStr.matches(range)) {
            return true;
        }
        return false;   }
    /**
     * 引数の1文字が数字かどうかの判定をする。。
     * 
     * @param numberStr
     * @return true: 引数が0-9 false: 0-9ではない
     */
    public static boolean isNumber(String numberStr) {
        // 正規表現で判定します。数字の0-9に当てはまる時にtrue
        if (isEmpty(numberStr) && numberStr.length() != 1) {
            return false;
        }
        if (numberStr.matches("[0-9]")) {
            return true;
        }
        return false;
    }

    /**
     * 引数に渡した文字列が、Null、またはから文字("")
     * @param str 判定する文字列
     * @return ture; 
     */
    public static boolean isEmpty(String str) {
        if (str == null || "".equals(str)) {
            return true;
        }
        return false;
    }
}

ちなみに、静的メソッドは、static修飾子をつけて実装します。インスタンスを生成しないので、メモリの節約になりますが、作りすぎると余計な負担(メモリ使用)になるので注意です。

まとめ

今までに作成したクラスFirstClsでの処理を修正しました。
くどいようですが、Mainメソッドは修正していません。

そして、追加したCheckUtilクラスはチェック担当のクラスです。

なので、このクラスにはチェック処理しか追加しません。



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投稿者:

takunoji

音響、イベント会場設営業界からIT業界へ転身。現在はJava屋としてサラリーマンをやっている。自称ガテン系プログラマー(笑) Javaプログラミングを布教したい、ラスパイとJavaの相性が良いことに気が付く。 Spring framework, Struts, Seaser, Hibernate, Playframework, JavaEE6, JavaEE7などの現場経験あり。 SQL, VBA, PL/SQL, コマンドプロント, Shellなどもやります。

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