開発環境構築~Windows版Eclipseの設定~

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Install Eclipse

MergeDocからダウンロードします。

最新版のものを選択します。すると下のようにダウンロードするEclipseを選択できる部分が見つけられるので、迷ったら「Standerd Edition」を選択しましょう。細かいプラグインなどはいつでもインストールできます。※これでも結構なプラグインが入っていました。

そして、ダウンロードが始まらない場合は、リンクの部分をクリックします。

今回は、「20200702.zip」というファイルをダウンロードしました。
ダウンロードしたら、Cドライブ直下(C:)に解凍します。パスが長くなってEclipseが動かなくなる可能性があるためです。

ちなみに、自分の場合ZIPファイルの解凍ができなくてつまずきました。
7ZIPをインストールして実行したらうまくいきました。ちなみに回答したのは。「D:\」です。なので解凍後は「D:\pleiades」となりました。

Eclipseを動かす

試しに、eclipse.exeを起動してみてください。うまく動けばそれでよし。もし動かない場合はエラーメッセージが出るのでそれをちょっと眺めます。

早話が、「JDK(JRE)がないですよ!」というエラーです。JDKをダウンロードしてください。
解凍したフォルダにある「eclipse.ini」を開きバーチャルマシン=JDKを設定します。(追記してください。)

ちなみにエラーログの場所は以下になります。
WORKSPACE_HOME/.metadata/.log
自分の環境だと以下になります。

D:\pleiades\workspace.metadata.log

-vm
JAVA_HOME¥bin¥javaw.exe

ファイルを開く設定


JDKがない場合は

  1. OracleのHPからダウンロードできます。※この場合はOracleのユーザー登録が必要です。

  2. OpenJDKを開いてほしいバージョン番号(widows 64bit jdk8)を選択します。

  3. eclipse.iniの設定を行う。

    • 使用するJVM(JDK)を指定します。

      -vm
      D:/Apps/jdk1.8.0_265/bin/javaw.exe
    • 使用するメモリの指定を行います。

      -vmargs
      -Xms512m # メモリの最小値
      -Xmx1024m # メモリの最大値

      最終的に以下のようになりました。

-vm
D:/Apps/jdk1.8.0_265/bin/javaw.exe
-product
org.eclipse.epp.package.jee.product
--launcher.defaultAction
openFile
--launcher.appendVmargs
-vmargs
-Xms512m
-Xmx1024m
-Dosgi.requiredJavaVersion=1.8
-XX:+UseG1GC
-XX:+UseStringDeduplication
--add-modules=ALL-SYSTEM
-Dosgi.dataAreaRequiresExplicitInit=true
-Xverify:none
-javaagent:dropins/MergeDoc/eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar
-javaagent:lombok.jar

しかし、これで終わりではありませんでした。JDKが32bit版だったようで下のようなエラーが出ました。

なので、再度64ビット版をダウンロードしました。amazonのページでした。

これで自分のところではEclipseの起動ができました。

Setting Eclipse(ウィンドウ→設定)

Eclipseの設定を行います。
初めにEclipseを起動するとワークスペースの場所を聞かれます。
特に気にしないのであれば、そのままの値でワークスペースを作成して問題ありません。

そして、起動すると下のような画面が見れます。

外観→フォントの設定

JREの設定

JREとは、Java Runtime Environmentのことでようは、Javaを起動するためのファイルです。

  • JREはJavaを動かす。
  • JDKはJava開発をする。※JDKはJREを含んでいます。

不要なプラグインの削除・追加

ヘッダーメニューから。。。
Help(ヘルプ) -> Market Place(マーケットプレイス)を開く
すると下のように、追加するプラグインを検索する画面が見れます。
MarketPlace

そして、インストール済みのタブを選択します。
InstalledPlugin

引き続き、不要なプラグインを選択
noNeedPlugin

変更と表示されているプルダウンからアンインストールを選択し不要なプラグインを削除します。

更新(プラグインのアンインストール)を適用するのにEclipseの再起動を行います。

設定→Java

ウィンドウ→設定で選択すると設定する項目が出てきます。その中の「Java」内にある項目に関して記述します。

プロジェクトの作成From Github

Githubにあるリポジトリからプロジェクトを作成します。
まずは、Githubにて、プロジェクト用リポジトリを作成します。
gitRepo1

そして、Codeとある部分をクリックすると下のようにダイアログが出ます。
dialog1
ここからURLをコピーします。

今度はEclipseに戻り、プロジェクトのインポートを選択します。
pachageExp

すると、下のようなダイアログが開くので、Gitからプロジェクト(スマートインポートでもどちらでもよいが今回はスマートインポートを選択しました。)
gitImport1

次は、クローンを選択します。
gitImport2

そして、先ほどコピーしたGihubのリポジトリURLを貼り付け,
Githubのユーザーとパスワードを入力します。
clone1

「セキュアストアに保管」にチェックを入れると毎回入力しなくてよいです。

そして、間違いがなければ下のように対象になるブランチが表示されますので、次へ進みます。
clone2

クローンする場所(ローカルリポジトリ)は下のような場所に設定しました。サブモジュールのクローンにチェックを入れ忘れないようにしてください。 ※今回は、サブモジュールがないので関係ありませんが。。。
clone3

クローンの完了です。
clone4
workspace2

Javaのソース配置

ここまで来たらJavaコードを書きたいのですが、パッケージなどの配置先をどのようにするか?を決めないといけません。
とりあえず、プロジェクトがJavaプロジェクトになっていないのでMavenプロジェクトに変更し、パッケージ構成を作成します。

  1. プロジェクトを右クリック
    構成 > Mavenプロジェクトへ変換

  2. 「src/main/java」と「src/test/java」というフォルダができるのでそれぞれ、メインの実装、テストクラスの実装用に使用する
    maven1

  3. パッケージを作成し、その配下にJavaソースを作成、とりあえずはHello Worldを実行して問題なくJavaを起動できることを確認
    ResultHelloWorld

パッケージの作り方

  1. パッケージを作成する場所を右クリック(srcフォルダを右クリック)

  2. パッケージ名の入力(jp.zenryoku.sample)

  3. パッケージが作成されたことを確認

ライブラリの追加方法

Mavenを使用して、ライラ理を尽かする方法はまた別ですが、Eclipseで直接ライブラリを参照する方法です。

一般→Glance

Glanceとはインクリメンタルテキスト検索を提供するプラグインです。これの設定を行います。

一般→UIフリーズ・モニター

UI 応答性モニタリングを有効にすることができます。これにより、UI のフリーズが自動的に検出され、スタック トレースがキャプチャされ、収集された情報を含む警告またはエラー メッセージが Eclipse に書き込まれます。

一般→ウェブブラウザ―

下のように、使用するブラウザを設定することができる。

一般→エディタ→テキストエディタ

  • 行番号の表示非表示
  • ファイル拡張子に対応してどのエディタを起動するか?
  • ハイパーリンク
  • クイックDiff(差分出力)

一般→エディタ→AnyEditツール

プラグインで下のように、選択した文字を変更できる。インストールがいる。

Wikiエディタがある。

一般→キー

ショートカットキーの一覧を見ることができて、それをカスタムすこともできる。

<抜粋>

編集 検索と置換 Ctrl+F ウィンドウ org.eclipse.ui.edit.findReplace
テキスト編集 ズームイン Ctrl+= テキストの編集 org.eclipse.ui.edit.text.zoomIn
ソース フォーマット Ctrl+Shift+F JavaScript ソースの編集中 org.eclipse.wst.jsdt.ui.edit.text.java.format

一般→セキュリティ→セキュア・ストレージ


デフォルトでは、セキュア・ストレージはホーム・ディレクトリーに配置されます。 Windows では、通常、これは "C:¥Documents and Settings¥<user_name>¥.eclipse¥org.eclipse.equinox.security" に解決されます。 このロケーションを選択すると、複数の Eclipse ベースのアプリケーション間で同じセキュア・ストレージを共有することができます。

デフォルトのセキュア・ストレージのロケーションを変更する場合は、 "-eclipse.keyring <file_path>" ランタイム・オプションを使用できます。 <file_path> には、セキュア・ストレージ・データの保持に使用するファイルのパスを指定します。

一般→プロジェクトネイチャー


プロジェクト ネイチャーは、ワークスペースでプロジェクトを構成するために Eclipse IDE で使用されます。1 つのプロジェクトに複数のプロジェクトの性質がある場合があります。最も一般的なプロジェクトの性質は です。org.eclipse.jdt.core.javanatureこれは、プロジェクトが Java プロジェクトであることを示すために使用されます。プロジェクトの性質の例をいくつか示します。

プロジェクトネイチャーのID 説明
org.eclipse.jdt.core.javanature Java プロジェクト
org.eclipse.buildship.core.gradleprojectnature Gradle プロジェクト
org.eclipse.m2e.core.maven2Nature Maven プロジェクト
org.eclipse.pde.core.org.eclipse.pde.PluginNature Eclipse プラグイン プロジェクト
org.eclipse.pde.core.org.eclipse.pde.FeatureNature Eclipse 機能プロジェクト
org.eclipse.pde.core.org.eclipse.pde.UpdateSiteNature Eclipse アップデートサイト プロジェクト

下のようなXMLでプロジェクトの機能を拡張できるようだが、突っ込んだ調査が必要だ。

<extension
    point="org.eclipse.core.expressions.definitions">
    <definition
        id="com.example.project.hasNature">
        <adapt
            type="org.eclipse.core.resources.IProject">
            <test
                property="org.eclipse.core.resources.projectNature"
                value="com.example.project.examplenature">
            </test>
        </adapt>
    </definition>
</extension>

JavaFX

JavaFXを使用してGUIアプリを作成したいと思ったときにjfxrt.jarがビルドパスに含まれてない場合があるようです。自分の場合は下のように解決しました。
「プロジェクトを右クリック⇒プロパティ⇒Javaのビルドパス」を開きます。
次に、「外部JARの追加をクリックして下のようにjfxrt.jarをビルドパスに追加します。

Jfxrt.jar

これで、動けばよいのですが最近ではJavaFXに関してGluonがメインで配布しているようで。。。

Setting Junit

JUNITの設定を行います、単純にjunit.jarをビルドパスにつなげるだけです。
しかし、ライブラリがあるのでそれを設定するほうが楽です。

  1. プロジェクトを右クリック -> プロパティ、もしくはAlt + Enterでプロジェクトの設定を開きます。
    projectProperty

  2. ライブラリの追加をクリック
    elipseAddLibrary

  3. JUnitを選択(選択後の画像です)
    elipseJunit5

  4. JUnit追加後
    eclipseAfterJunit
    プロジェクトにJUnitが追加されています。
    eclipseAfterJunit2

Getter & Setterの自動生成

JARファイルを生成する

作成したプログラムを配布するなどしたい時に下のようにJARファイルを作成して配布するのも一つの方法です。

デバック方法

カバレッジを使用する

JUnitでテストを実行した後に、テストケースが網羅できているかの確認をしたいときに使えます。
今回のセットアップでは、すでにカバレッジ(プラグイン)が入っていたので、実行手順を示します。

ちなみに、プラグインの追加方法は以下

Junitでカバレッジを取得する
1.まずはeclipseを起動し、「ヘルプ」→「Eclipseマーケットプレース」を選択します。
2.Eclipseマーケットプレースのウィンドウが開くので、検索欄にEclEmmaと入力し、「Go」ボタンを押下してください。
検索結果にEclEmmaが表示されるので、「インストール」ボタンを押下してインストールします。

カバレッジ起動方法
  1. テストクラスを右クリック
    coverage

  2. JUnitテストを(実行)

実行構成は下の「カバレッジの構成」を選択します。
coverageConf


リソースフォルダをビルドパスに追加

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投稿者:

takunoji

音響、イベント会場設営業界からIT業界へ転身。現在はJava屋としてサラリーマンをやっている。自称ガテン系プログラマー(笑) Javaプログラミングを布教したい、ラスパイとJavaの相性が良いことに気が付く。 Spring framework, Struts, Seaser, Hibernate, Playframework, JavaEE6, JavaEE7などの現場経験あり。 SQL, VBA, PL/SQL, コマンドプロント, Shellなどもやります。

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