JavaDoc 読解~java.util.Observableクラスの使い方~

java.util.Observableクラス

このクラスは、Observerインターフェースと併用するようにできています。デザインパターンの「Observerパターン」です。

処理の概要

Observableクラスに登録されたObserverクラス(Observerインターフェースをimplementsしたクラス)のupdateメソッドを
変更の通知があったときに呼び出す。

実装してみた

Observableクラスにメインメソッドを実装しました。はじめはObserverクラスに何かしらの変更があったときにupdate処理が走るのかと思ったのですが
次のメソッドが動いたときに走るようです。

Observable#setChanged()とObservable#notifyObservers()を呼び出すとObserverクラスのupdateが起動します。

Observableを継承して作る

import java.util.Observable;
import java.util.function.Function;

public class ObserverSample extends Observable {
    /** 引数String, 返却値Stringのメソッド */
    private Function<String, String> func;

    public ObserverSample(Function fun) {
        this.func = fun;
    }

    public void execute(String str) {
        System.out.println(func.apply(str));
    }

    public static void main(String[] ags) {
        // Functionに意味はないです。実装したときの残骸です。。。
        ObserverSample sample = new ObserverSample(str -> {
            return "aaa: " + str;
        });

        ChildOverver ovs = new ChildOverver("aaa");
        ChildOverver ovs1 = new ChildOverver("bbb");
        ChildOverver ovs2 = new ChildOverver("ccc");
        sample.addObserver(ovs);
        sample.addObserver(ovs1);
        sample.addObserver(ovs2);

        sample.setChanged();
        sample.notifyObservers();
        System.out.println("^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^");
        sample.setChanged();
        sample.notifyObservers("pppppp");
    }
}

Observerクラス

import java.util.Observable;
import java.util.Observer;

public class ChildOverver implements Observer {
    private String str;
    public ChildOverver(String str) {
        this.str = str;
    }
    @Override
    public void update(Observable o, Object arg) {
        System.out.println("Param is " + str);
        System.out.println("Count: " + o.countObservers());
        System.out.println("arg: " + arg);
    }

    public void setStr(String newStr) {
        this.str = newStr;
    }
}

プログラムの実行結果

Param is ccc
Count: 3
arg: null
Param is bbb
Count: 3
arg: null
Param is aaa
Count: 3
arg: null
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
Param is ccc
Count: 3
arg: pppppp
Param is bbb
Count: 3
arg: pppppp
Param is aaa
Count: 3
arg: pppppp

Java Doc読解 〜System.In〜

イントロダクション

標準入力、画面からの入力にはWebのフォームが一番身近に感じる人が多いのではないでしょうか?フォームの出てくる、もっと昔からコンソール入力があるんです。その入力のことを「標準入力」と呼びます。

そして、Systemクラスのフィールドにいます。(実態はInputStreamクラスです)
JavaDocAPIはこちら

標準入力の実装

四の五の言わずにサンプルコードを下に示します。

System.out.println("test1 入力開始");
// 配列は動的に扱うときに大変だ。。。
byte[] moji = new byte[5];
try {
   System.in.read(moji);
} catch(Exception e) {
   e.printStackTrace();
}
System.out.println("入力じた文字:" + new String(moji));

byte配列を用意(宣言した時にメモリの領域が確保されます)、サンプルコードでは5バイト分を用意しています。標準入力を受けて入力した文字を表示します。

シンプルですね(笑)
メインメソッドからちゃんと作成したものはGitにアップしております。

こんな感じです。
でわでわ。。。

Java Doc読解 BufferedReader

イントロダクション

Java Docの内容を読んで、理解します。今回はBufferedReaderを理解します。
以下のリンク先がJavaDocになります。
JavaDoc~BufferedReader~

BufferedReaderはファイル読み個処理の時によく使用するクラスです。

下のコードは、サンプルコードです。

  1. responseは取得したデータ(文字列)を返却するための変数
  2. Files.newBufferedReader()で、このPCの使用する文字エンコードでクラスの生成(インスタンス化)
  3. whileの条件としてreadLine()で取得した文字列(line)がnullでないならば繰り返す
  4. SEPは改行コード
StringBuilder response = new StringBuilder();
final String SEP = System.getProperty("line.separator");
try {
    BufferedReader read =  Files.newBufferedReader(Paths.get("resources/title.txt"), Charset.forName(System.getProperty("file.encoding")));
    String line = "";
    while((line = read.readLine()) != null) {
        response.append(line);
        response.append(SEP);
    }
} catch(IOException e) {
    e.printStackTrace();
}

サンプル動画

読み込み

これは、自分のやり方ですが…

初めに「すべての実装されたインターフェース」を見ます。知っているものがあれば、理解は早いです。メソッドの使い方は全く同じになるので…

次は、クラスの説明部分を読みます。ここまで、上から順に読んでいます。

コンストラクタや、メソッドに関してはナナメ読みして使えそうなものをチョイスします。

Java Docのポイント

結局のところは、使えれば良い(処理の中身は必要に応じて)ので用途を理解できるようになれば、おっけ

Java Docの理解には、以下の事を分かっておくと楽です。

  1. 継承関係について
  2. 対象クラスのベースになるフレームワークの理解、これはリストやマップであれば、コレクションフレームワークになるし、JavaFXであればJavaFXのフレームワークになります。

BufferedReader

BufferedReaderの使用サンプルを下に示します。※上記のサンプルとは別の書き方です。処理内容はほぼ同じ

// リーダー作成
Reader reader = new InputStreamReader(System.in);
// コンストラクタ
BufferedReader buf = new Bufferedreader(reader);

こんな感じです。ちなみにファイルの読み込みを行うときは

// TODO-[IOExceptionのthrows文、try〜chatchなどを使用します。
FileReader fileRead = new FileReader(new File("./test.txt"));
BufferedReader read = new BufferedReader(fileReader);
BufferedWriter writer = new BufferedWriter(
                           new FileWriter(new File("./out.txt)));
// 読み込む行
String line = null;
while((line = read.readLine()) != null) {
   witer.write(line);
}
// ファイルを閉じる
writer.close();

Readerクラスを継承したクラスがJava Docに記載されているのでどれを選んでもおっけーです。ちなみにBufferedWriterに関しても記載しております。

既知のサブクラスに記載されてます。

関連するインターフェースなど

そして、対象のクラスの継承関係(親子関係)

早い話が、Readerクラスを親に持っていますよ。ということ

BufferedReaderと似たクラスは何かな?と思ったら親クラスのReaderクラスを参照してみれば良い。

以下のようなクラスが兄弟クラスとして見ることができます。
BufferedReader,
・ CharArrayReader,
FilterReader,
InputStreamReader,
PipedReader,
StringReader

こんな感じで開拓して行くのも面白いのではないでしょうか?

でわでわ。。。

Java Doc Classloader

ClassloaderのJavaDoc読解を行います。

昔(かれこれ5年くらい前)読んだ時より内容が変わっています。。。
NetWorkClassloaderについて記載があります。

まとめるとClassloaderはクラスをロードするクラスで
そのためのメソッド群が用意されています。

抽象クラスなので、new Classloader()の様には使えません。
JavaDocで「修飾子と型」の列にprotectedと記載している
メソッドも使用できません。
※このクラスを拡張するときに使用できます。

/** クラスを拡張する */
public ExpandClassloader extends Classloader {
    // 何かの処理
}

拡張しないで使用するのは、以下のメソッドくらいかな?
getResourceAsStream(String name)
getSystemResource(String name)
loadClass(String name)

サンプルコードはこちらです。

Classloader

まとめると、クラスローダーは、クラスパスとビルドパスからクラスなどを検索してくれます。
よく使用するのが、getResourceAsStream()です。
クラスパス、ビルドパスからリソース(.txt, .png)などを検索できます。
これはOpenCVの実行ですが、参照しているイメージファイルはgetResouceXXXXを使用しています。


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JavaDoc 読解 〜 Filesクラス 〜

イントロダクション

昔は、FileReader, FileInputStreamを使用してやっていました。
今でも使用できますが、java.nio.files.Filesを使用する方法がスタンダードになってきたかな?という感じです。

記述する内容は、昔よりも格段に減りました。

// FILEのパス
Path filePath = Paths.get(FILE_PATH);
List<String> lines = Files.readAllLines(filePath);

こんな感じで処理が実現します。本当はFileRaderなど使用していますが、インスタンスの取得が簡単になったというところです。
ちょっと省略してますが。。。

まぁ細かいところはこちらのソースをご覧ください。
ダウンロードして実行できるはずです。
※Macで作成しているためビルドパストか違っています。
ソースのみを取得して実行することをオススメします。
MacでEclipseを使用している人はプロジェクトごとPullしておっけーです。

ちなみに、ファイルの読み込みなどを行うときに
「パスの指定」で結構つまづきます。
ルートになるパスがプロジェクトのディレクトリになるのですが

頭に「/」がついたりつかなかったりと。。。
とりあえず、「パスの使い方サンプル」を実装しました。

System.out.println("*** Paths Testing ***");
Path path = Paths.get("resources", "title.txt");
// 標準出力
path.forEach(System.out::println);
System.out.println("*** read File ***");
try {
   List<String> list = Files.readAllLines(path, Charset.defaultCharset());
   list.forEach(System.out::println);
} catch(IOException e) {
   e.printStackTrace();
}
  1. Paths.get(ファイルへのあるフォルダまでのパス, ファイル名);
    呼び出しはクラス名.メソッド名の様に呼びます(staticメソッドの呼び出し)
    の様に引数に値を設定します。 ファイルは以下にあります
    「project/resource/title.txt」
  2. 取得した「Path(Pathsとは別のクラスです)」からforEachメソッドを使用して
    System.out.printlnメソッドを渡しています。
    これはラムダ式の書き方でループで取得したpathの中身を上記のメソッドに渡す
    という処理になります
  3. ListでのforEach()です。これも上記と同様です。
    ラムダ式の書き方でclazz.xxx(
    コレクション内の要素変数(名前は自由) -> メソッドなどの処理);
    の様に記載します。
    サンプル、パターン1と2は同じ動きをします。

    // Pattern1
    xxxx.forEach(str -> method(str));
    // Pattern2
    xxxx.forEach(Class::method);

     




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