Java はじめて6 〜変数について2、byte, char, boolean型〜

イントロダクション

変数に関して、いろいろな型がありますが、以下のような変数について記載します。

  1. byte型:あまり使わない、2進数を示すので、ほとんどのデータを扱える
  2. char型: ちょっと使う、1文字を示す「'(シングルクォーテーション)」で囲む
  3. boolean型: 結構使う、真偽値を示す。「true」「false」どちらかの値を持つ

学習内容の説明

今回はbyte型, char型とboolean型の変数について記載します。
正直のところ、ここら辺のデータ型はあまり使わないと思いますが、
byte型はFileの入出力で使用します。
そしてネットワーク越してのデータ通信処理ではFile操作と同じようにbyteでのデータ処理を大なう。。。

つまり、byte型でデータの送受信を行い、受け取ったらStringとかのクラスに変換して使用します。

byte型とは全く関係ありませんが、変数を使用してみた動画です。

byte

byte型は2進数を表現します。ちなみにパソコンの中身(デジタル)は2進数でできています。いま見ているブログも、スマホで遊んでいるゲームも全て「0, 1」でできています。つまりは2進数です。
よくハードディスクの容量が「〜バイト」などのように言いますが。これがその「バイト」に当たります。実際に「ギガ」とか「テラ」とか言われrてもわけがわからないので「1バイト」から見ていきます。

  1. 1byte = 00000000; の2進数です。「0」が8個あります。なので1バイト=8ビット(bit)です。
  2. 1bit = 0 or 1です。
  3. 10進数(1-10で数える普段使う数の数え方)の「3」は2進数で表現すると「11」になります。
  4. メモリ領域を1バイト分取ってあるならば「00000011」になります。左側の0はメモリの確保したぶんだけ付け加えて良いものになります。
    ちなみに127は「1111111」(1が7個)のデータになります。8個目のデータは「+ or -」を示す「サインビット」と呼ばれる物にあたるらしいです。

そんなわけで、byte変数の値がもつ数値の範囲は-127〜127になります。

char

「char型」の変数は1文字を表現するのに使用します。そして初期化するときは下のように実装します。
char ch = 'a';「'」シングルクォーテーションを使用して囲みます。
そして。byteで表現すると2byte文のデータ(つまり16ビット)整数だと「65535」になります。

boolen

Booleanは「True」と「Flase」です。この2つの値しかありません。
何に使用するかと言うと「条件分岐」です。

if文

サンプルで、変数「a」が1の時は"Hello"と表示、そうでない場合は"Good bye"と表示するプログラムを記載します。

public static void main(String[] args) {
    int a = 0;
    if (a == 1) {
       System.out.println("Hello");
    } else {
       System.out.println("Good bye");
    }
}

以上のようになります。

変数を使用する

<文字列と数値の違い>

<ハローワールドから変数の扱い>

やってみよう

したのようなプログラムを作って見ましょう。クラス名は、「Hajimete6」で作成してください。
問題1ではサンプルを示します。
実際にプログラムを書いて動かすことで、理解が深まり、自由自在にプログラムを作ることが出来る様になります。

問題1

  1. int型の変数「num」を宣言
  2. String型の変数「str」を「こんにちは」で初期化
  3. 各変数をコンソール(標準出力)に表示

回答

public class Hajimete6 {
    public static void main(String[] args) {
        // 変数の宣言
        int num;
        // 変数の初期化(宣言と同時に値を代入する)
        String str = "こんにちは";
        // 標準出力(コンソール)に出力
        System.out.println(num);
        System.out.println(str);
    }
}

問題2

  1. int型の変数「number」を12で初期化
  2. dpuble型の変数「shosu」を1.2で初期化
  3. 標準出力(コンソール)に1と2の合計値(足し算の結果)を表示

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Java Basic Step1-3

ハローワールドの実装

四則演算の表示

変数を表示する

Java はじめて5 〜変数について〜

イントロダクション

ある程度Javaというものがわかってきたところで、今度は、プログラムを作成していこうと思います。
今までの、内容はプログラムの書き方、ルールをちょっと覚えるというところでしたが、今度はプログラムを思いとおりに動かすための材料について学びます。

その1つが変数です。

変数とは

パソコン上で扱うデータは文字だったり、数値だったり、画像だったり。。。色々ありますが、パソコンは基本的に「0」と「1」でしか判断できません。
なので、プログラムを作るときにはデータの型というのが大切になります。つまり、この型は文字、この型は数値という形です。
具体的に、文字は計算できませんが、数値は計算できます。というように「型」でデータの加工の仕方が変わってきます。

<具体例>
文字列で足し算を書くと。。。

"1 + 1" => そのまま

数値では計算できる。

1 + 1 => 2

プログラムで書くと次のようになります。

public static void main(String[] args) {
   System.out.println("1 + 1"); // => 「1 + 1」を表示する
   System.out.println(1 + 1); // => 2を表示する
}

学習のポイント

  1. 文字列は「"(ダブルクォーテーション)で囲みます。
  2. 数値はそのまま「1」「2」「3」のように書きます。

実際にプログラムで実行してみると下のような感じです。

学習内容の説明

今回は変数の扱いについて記載いたいます。
今までに、メインメソッド、普通のメソッドと記載していきました。今度はこれらの中に処理を作っていこうと言う次第です。
とりあえずは、こんな感じです。

変数

変数とは、「箱」です。箱の中には全てのデータ〜クラスまでなんでも入ります。その変数には肩があり以下のようになっています。

変数の型

プリミティブ型
int型: 整数longに比べて小さい値
double型: 小数点ありの変数で使用する
char型: 1文字文のデータ
long型: int型より大きい値
float型: 小数点少し曖昧でも良い
参照型(下の表ではobject)
Stringとかクラスの型
配列など「int[]」のような変数の型

正直のところ、「float」に関してはあまり理解していないのですが、画像処理(座標計算)で使用する(0-1.0の範囲)小数点の値なのですが、doubleでも良いような気がする。。。がしかしLWJGLとかOpenGLなどではfloatを使用していました。
詳細な表に関してはこちらを参照ください。

Data Type Default Value (for fields)
byte 0
short 0
int 0
long 0L
float 0.0f
double 0.0d
char '\u0000'
String (or any object)   null
boolean false

変数の使い方

百聞は一見にしかず。。。変数の名前は重複しないように適当につけています。
変数の宣言と初期化、これでプログラム中で変数が使用可能になります。

// 宣言
int num;
// 初期化
int i = 0;

そして、変数の扱い方。例えば「1 + 1」を結果用の変数に入れて表示する処理です。サンプルコードはGithubにアップしてあります。

   public static void main(String[] args) {
        // 変数宣言
        int num1;
        // 変数に値0を再セット、以前の値は削除される
        num1 = 0;

        /* 変数の初期化
         * 変数の宣言時に、値を代入する
         * 変数 = 値(代入)
         */
        int num2 = 10;

        // 1.足し算
        num1 = num1 + num2 + 2;

        // 2.引き算
        num1 = num1 * (num1 - num2);

        // 3.掛け算
        num1 = num1 * 3;

        // 4.割り算
        num1 = num1 / 2;
        // 計算結果を表示
        System.out.println("計算結果" + num1);
    }

ちなみに、足し算引き算は「+」「-」で算数でやったのと同じ記号を使うのですが、掛け算や割り算はそれぞれ「*」(掛け算)、「/」(割り算)を使用します。

<プログラムを実行してみる>

データ型の意味

正直のところ「int型は小さい値」とか記載していても「は?」となります。「じゃ、なんでそんな説明したんだ?」と聞かれそうですが。いかに説明します。

int型(整数値): -2147483648〜2147483648の範囲
char型          : 0〜65535の範囲
byte型          : -127〜127の範囲

などのように値の範囲が決まっています。具体的には下のようなコードを書いた時に、以下のような違いがあります。

ちなみにlong型の場合はint型との区別をするのに最後に「L」をつけます。

とりあえずは、「変数について」記載しました。実践に関しては次回以降と言うことで。。。

そして、計算をするプログラムを作成してみた動画を作りました。

でわでわ。。。

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Java Basic Step1-

*Java 四則演算 演算子 〜Step1-2: arithmetic calculation〜

Java はじめて4〜練習問題をやってみる〜

イントロダクション

今回は、今まで学んだことを使用して「練習問題」を解いてみようと思います。答えは複数、もしかしたら人の数だけあるかもしれません。
一言で言うならばプログラムの組み方練習といったところでしょうか?

前回まで(java はじめて1〜3)でクラスの作り方〜メソッドの作成方法について記載しました。ここら辺の理解を深めるための練習問題です。
自分でロジックを組んで、想定通りの処理を実装できる実力をつけてください。

Java はじめて 1 〜メインメソッド〜

Java はじめて2 〜メソッドを呼び出す〜

Java はじめて3 〜コメントの書き方〜

練習問題

練習問題を始める前に、クラスを作成して、プログラムを実行するまでをやって見たいと思います。

以下の問題に関して、「~を確認してください」という書き方をしていますが、これはプログラムを作成して実行してください。という意味です。
<練習問題のルール>

  • パッケージ「jp.basic.mondai」を作成してください。
  • 「練習問題XX」はMondaiXXというクラスを作成してください。
  • 問題のコードはとりあえずコピペしてから着手するようにしてください。

練習問題の解き方サンプル動画です。以下の操作と実装を行います。

IntelliJ IDEAの場合

Eclipseの場合

  1. パッケージ「jp.basic.mondai」を作成
  2. Mondai0というクラスを作成
  3. 「ハローワールド」と表示するプログラムを作成

<練習問題1>

次のコードはビルドエラーが出ます。以下の部分を明確にしてプログラムが動くように修正して、実行結果を確認してください。

/** JavaDocコメントです。*/
public class Mondai1 {
    // コメントです。
    public static vod main(String[] args) {
        System.out.println('Hello World!');
    }
}

練習問題2

次のプログラムの間違い部分を修正し、コンパイル・実行できるように修正して、実行し結果を確認してください。

public class Mondai2 {
    // JavaDocコメントではありません。
    public static void main(String args) {
        /* コメントです */
        System.out.println("こんにちは、世界"):
    }
}

練習問題3

コンソール画面に「OK! ガンタンク!」と出力するプログラムを作成してください。(ノーヒント)

練習問題4

コンソール画面に下のような図を出力するプログラムを作成してください。正確にスペース何個と指定しません。
大まかに正方形のように見えればOKです。

***********
*         *
*         *
*         *
***********

練習問題5

プログラムを実行して以下のような表示を行ってください。ただし、「?」の部分は計算処理の結果を表示するようにしてください。
そして、すべて小数点ではなく整数で表示してください。
ヒント
キャストするとできます。わからないことは調べましょう!

1 + 1 = ?;
2 - 2 = ?;
3 * 3 = ?;
4 * 3 = ?;

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関連ページ

Java はじめて2 〜メソッドを呼び出す〜

イントロダクション

今回は「メソッド」についてやります。前回やった「メインメソッド」との違い、作り方などについて記載します。

Javaでのはじめのプログラム「ハローワールド」を実装しました。これは、クラスを作り、メインメソッドを作り、起動する。という順序で作業を行いました。下のものはターミナル(コマンド実行でやったものです。)

メソッドを実装する

まずは、前回作成したコードを見て見ます。
「MainMethodTest」クラスに「メインメソッド」を実装しています。

/** 
 * メインメソッドテストクラス
 */
public class MainMethodTest {
   /** メインメソッド */
   public static void main(String[] args) {
      System.out.println("Hello World");
   }

}

<ショート動画>

ハローワールドのコード解説 in スクラッチ

上の、「\/\**」〜「*/」で囲まれている部分のことをJavaDocと呼び、クラスやメソッドの説明コメントとして記述する場所です。
このJavaDocはHTMLドキュメントとして、出力して使うことができるので綺麗に、見えるように記載することをお勧めします。
※javadocコマンドを使用します。ほか、eclipseなどのIDEでも出力することができます。
しかし、今回は、説明が増えてしまうので、ダメなJavaDocを記載しています。

そして、「\/*」〜「*/」で囲まれている部分のことをコメントと呼び、メソッドの説明などに使用します。しかし「// XXXX」という形で1行コメントが書けますので、こちらのほうが多く使われているように感じます。

ハローワールドを実際にやってみた動画です。

コマンドの話

今回、前回もですが、コマンドからJavaを起動するのに多少のコマンドに対する知識→使い方を知っておくと便利なので記載しておきます。
コマンドというのは、Macであればターミナル、Windowsであればコマンドプロンプトを使用して実行することです。下のような画面です(Macの場合)

カレントディレクトリ:コマンドプロンプトやターミナルを開いたとき、表示されているディレクトリコマンド「pwd(MacやLinuxで使用できます。)」
ちなみにウィンドウズの場合は初めからカレントディレクトリが表示されています。
コマンドの左側に「C:¥Document¥XXXX」のように書いてあるのがそれです。開いたときに現在いるフォルダを示します。
試しに「open」コマンドを叩く(入力してエンターキー押下)するとフォルダが表示されるので試しにどうぞ。
<そのほか>

MacやLinux
lsコマンド→カレントディレクトリのファイル一覧
cdコマンド →ディレクトリの移動
Windows
dirコマンド→カレントディレクトリのファイル一覧
cdコマンド→ディレクトリの移動

があります。

メソッドの実装

前回作成したのはメインメソッドでした、今回は通常のメソッドを実装します。
メインメソッドは、どんな時でも「必ず1つで、必ず起動する」ものでしたが、今回の通常のメソッドは「似たようなものがたくさんあって必ずしも起動しなくても良い」ものになります。まぁ「不要なものは作成しない」の基本ですが。。。例外としてそのようなこともあり、「実装上でのビルドエラーもありませんよ」ということです。

百聞は一見にしかず

早速コードを見て見ましょう。土台にするのは前回のコードです。変更するのは「1+1」の表示を加えて見るところです。

/** 
 * メインメソッドテストクラス
 */
public class MainMethodTest {
   /** メインメソッド */
   public static void main(String[] args) {
      System.out.println("Hello World");
      outCaluclation();
   }

   /** 1 + 1の計算結果をコンソールに出力 */
   public static void outCaluclation() {
       System.out.println("1 + 1 = " + (1 + 1));
   }
}

上記のコードで、メインメソッドはpublic static void main(String[] args) {XXX}と始まる部分で、
その下にあるpublic static void outCalculation() { XXX}と実装している部分が通常のメソッドになります。

四則演算の解説

しかし、今回は説明のため、メインメソッドから直接メソッドをよびだしていますが、これはあまりお勧めできない実装方法です。
理由は、不用意に「staticメソッドを作成しない」ということです。インスタンスを作成する必要がないのであれば、問題ありませんが、「なんとなく」でしようするのは「よろしくない」ということです。
本来ならば下のように実装します。

/** 
 * メインメソッドテストクラス
 */
public class MainMethodTest {
   /** メインメソッド */
   public static void main(String[] args) {
      MainMethodTest main = new MainMethodTest();
      System.out.println("Hello World");
      main.outCaluclation();
   }

   /** 1 + 1の計算結果をコンソールに出力 */
   public void outCaluclation() {
       System.out.println("1 + 1 = " + (1 + 1));
   }
}

<ショート動画:四則演算の例>

処理内容について

<クラスとメソッドの解説がある動画です>

メインメソッドの中で行なっている処理は下のようになります。1行ずつ理解していくのがポイントです。

1: public class MainMethodTest { // このクラスは「MainMethodTest」という名前のクラスですよ。という意味

2: public static void main(String[] args) { // メインメソッド、固定でどんな環境でもJavaのメインメソッドはこのように書きます。一言一句違う時は別のメソッドとしてJVMに認識されます。

3: System.out.println("Hello World"); // 標準出力に"Hello World"という文字列を表示します。

4: outCaluclation(); // 下の方に定義している「outCaluclation();」メソッドを呼び出します。

5: public void outCaluclation() { // outCaluclationメソッドの宣言(定義)、返却値なし、引数なしのメソッドを定義します。

6: Systme.out.pintln("1 + 1 = " + (1 + 1)); // outCaluclation()メソッドの処理を記述します。文字列「1 + 1 = 」を作成、1 + 1の計算結果を左の文字列に連結しコンソールに出力

コメントが、長ったらしくなりましたが。以上のような内容で処理を行なっています。

引数

ここで、ちょっときになる部分があります。
System.out.println("Hello World");"Hello World"は一体なんなのか?というところです。実際にプログラムをいじって見ると、ここの部分は変更してやると表示内容が変わります。

この部分を引数と呼びます。そしてvoidと書いてある部分は「返り値」を定義する部分になります。「void」は「返り値なし」という意味です。
例を下に挙げます。メソッドの書き方です。

アクセス修飾子 返り値 メソッド名(引数) { ... }; 

①「どのクラスからもアクセスできる、返り値がStringの引数なし」のメソッド「say」を定義すると下のようになります。

public String say() { ... }

②「どのクラスからもアクセスできる、返り値がStringの引数がint型」のメソッド「hello」を定義すると下のようになります。

public String hello(int num) { ... }

アクセス修飾子に関してはこちらの記事をご参考ください。
サンプルとして下の動画を作成しました。

ついでに、プログラム引数を使用してみた動画も作りました。

ソースコードを中心に解説

Step1_1.javaを解説しています。パッケージの書き方、メインメソッド、JavaDoc、通常のコメントなどです。


今回はここら辺で。

でわでわ。。。
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関連ページ

Java Basic Level1~

  1. Java Basic Level 1 〜Hello Java〜
  2. Java Basic Level2 〜Arithmetic Calculate〜
  3. Java Basic Level3 〜About String class〜
  4. Java Basic Summary from Level1 to 5
  5. Java クラスの書き方〜ワンポイントレッスン的な〜


Java はじめて 1 〜メインメソッド〜

イントロダクション

今までは、技術屋的にぶっつけ本番的なJavaプログラミングの方法を記載してきたように思います。
※説明などがザツだったと反省した次第です。。。

ここで、初めてJavaを学習し始めた時のことを思い出し、もう一度似たようなこと記載することになりますが、別な角度でJavaの習得に向けたアプローチをしていきたいと思う次第です。

作成したコードはGithubにアップしています、ダウンロードして、改造してもよいし、書き写してもよいです。

ちなみに、書き写して実行してみるのが一番の学習になります。「覚える」ということと「コードを書く」ということになれるので学習効率が高いと思います。そして、プログラミングは、「知識」ではなく「技術」なので使ってなんぼです。理論は後からついてくるので、細かいことは気にしなくてよいです。

まずは、書いて動かす!それから何がどう動いたのか?を考える」ということが大切です。

もう少しいうと、「書いて手を動かすのが技術」で「物事を順序だてて考える事が理論です」。ちょっと極端な言い方ですが、技術が身についてきたらわかると思います。まずは楽しくプログラミングしましょう。それが最も効率の良い学習方法です。

動画にしました。よかったらどうぞ。

Javaプログラミング

Java言語以外にもたくさんのプログラミング言語があります。その中で「なぜJavaを学習するのか?」という疑問には、次のように答えたいと思います。

  • C言語よりも簡単 ※そういう意図で作られた言語です。
  • どのOSでも動かせる。
  • マルチスレッドで動かせる
  • コミニティなどサポートが沢山ある
  • 他の言語との親和性が高い ※Javaからほとんどの言語を起動することができます。
  • ネットワーク経由で起動することができる

その他色々ありますが、ここまでにしておきます。

Javaアプリの動かし方

はっきり言って「アプリ(アプリケーション)」と言っても、最小レベルの「アプリ(アプリケーション)」になります。俗に言う所の「ハローワールド」になります。

くどいようですが、「ハローワールド」は基本にして全てです。

Javaアプリケーションは「メインメソッドが必ず動く」という事を、まずは理解しましょう。言葉を変えると、Javaアプリケーションはメインメソッドから処理を見ていけば、すべてが読み解けるということです。

いろんな疑問の声が聞こえてきそうですが、それは後々に答えたいと思います。そして、メインメソッドは下のような書き方で書かないといけません。固定で、決まっているということです。次のように書きます。※引数の変数名「args」は変更しても大丈夫です。

public static void main(String[] args) {
 // 何かしらのプログラム
}

学習内容

以下の項目を学習します。

  1. メインメソッドとは何なのか?
  2. ハローワールドプログラムの書き方
  3. コメントの書き方
  4. コメントの種類「JavaDocコメント」「通常のコメント」

ハローワールドの実行

とりあえずは下のコードを見てください。コメントの書き方も記述していますが、気にしなくて良いです。
ちなみに次の部分がコメントです。コメントはプログラムの説明などに使用するプログラムコードとしてJVMに認識されない部分です。

  • JavaDocコメント/** ~ */で囲まれた範囲
  • 通常コメント/* ~ */で囲まれた範囲
  • //が書いてある一行

Step1_1.java

public class Step1_1 {
/**
 * メソッドに対するJavaDocコメント部分
 * 単純クラス定義の上に書けばクラス、メソッド定義の上で書けばメソッドに対応するJavaDocとなる
 * 
 * <メインメソッドについて>
 * Javaではプリグラムを起動する時には必ずこのメソッドが起動する。
 * Webアプリケーションなどは、メインメソッドの場所がわかりずらいので別の機会に説明する
 * 
 * <メインメソッドの書き方>
 * 必ず下記のような書き方に成る。[注意]→(String args[])でもよいが今はそういう事にしておきます。。。
 * 「public static void main{String[] args) { 〜プログラム処理〜 })」のようになる。
 * 
 * ↓パラメータ(引数)の内容を説明する。時に使用する
 *  プログラムを起動する時に「javaファイルを右クリック」→「実行」→「実行の構成」の引数タブを参照
 *  「プログラムの引数」に「aaa」と入力した時、
 *  変数argsに"aaa"が渡されるスペースで区切ると複数渡す事もできる
 *  
 * @param args メインメソッドの引数はプログラム引数を示す
 */
public static void main(String[] aabb) {
    // 1行コメント部分
    /*
     * 複数行コメント部分
     * 処理の説明など複数行に渡りコメントを記述する
     */
    System.out.println("Hello World!");
}

上のコードが、自分で作成したクラス「Step1_1」クラスです。そしてその中にメインメソッドがあります。

これを分解しすると下のようになります。

コード 示すもの 内容
Step1_1 クラス名 プログラムの単位
public static void main(String[] args)  メインメソッド このメソッドの「{」から「}」までの間が動く

図にすると下のような形になります。※クラス名が違います。失礼。。。

学びのポイント

  1. クラス名はどこに書くのか?
  2. クラスとファイルの名前は一緒にする(Step1_1.javaを作成する)
  3. メインメソッドはどれか?
  4. 「{」から「}」までの間が範囲を示す。これを「スコープ」と呼ぶ

上記のコードとはクラス名が違いますが、ハローワールドを実行しているのは変わりませんので、参考にしてください。
このプログラムはハローワールドと言ってはじめのプログラムとして殆どのプログラム言語で実装するプログラムです。

Javaはクラスが単位になる

Javaはまず先に「クラス」があって、それを「コンパイル」して。。。と以下のような順序でファイルを変換して起動します。

  1. javaファイルにコードを実装する(今回はStep1_1.java)。クラス名=ファイル名である必要があります。(Java実装の基本的なルールです)
  2. コンパイルする。javaファイル→classファイルに変換
  3. JVM(Java Virtual Machine"Javaバーチャルマシン")がclassファイルを読み込み、処理を実行する

はっきり言って、文字で内容を読んでも意味がわかりません。なので実際にやって見ます。
<Macで実行>

自分は、作業用PCとしてMacを使用しているのでコマンドはUnix系(Linux)と同様なコマンドが使用できます。つまり、Windowsのコマンドプロンプトとは勝手が違うので、その部分にご注意いただきたく思います。

実践:Javaアプリを起動する

javaファイルを作成して、プログラムを実行してみましょう。

Javaをインストール

マックにしろウィンドズにしろJDKにパスを通す(Javaをインストールする)必要があります。環境変数に関しては下の環境構築の記事に記載しています。
また、開発用のアプリケーション、IDEをインストールして使いましょう。スタンダードなのは、EclipseとかIntelliJといったとこでしょうか?
<開発環境のインストール>

  • 開発ツール(IDE)のインストール方法複数(載せてます。)
  • Windows版Eclipseのインストール方法
    <マックの場合>

    1. (Macなので)ターミナルを起動します。
    2. 「vi」コマンドでファイルを作成します。
    3. 上のコードを実装します。
    4. javaファイルをコンパイルします。ターミナル(Mac)エンターキー押下
    5. classファイルを実行します。「java Step1_1」と入力してEnterキー

    前提として「Java」をインストールする必要がありますが、その部分に関しては、下の記事を参照していだきたく思います。

<ウィンドウズの場合>

  1. テキストエディタを起動しコードを実装
  2. コマンドプロンプトで移動しやすい場所に保存
  3. コマンドプロンプト(Windows)で「javac Step1_1.java」と入力してEnterキー
  4. コマンドプロンプト(Windows)で「java Step1_1」と入力してEnterキー

そしてJavaのインストール、つまり、Java(JDK)のインストールはこちらのリンクを参照ください。Windows版の場合はこちらのリンクです。

どちらも、ダウンロードしてインストーラでインストールを行うので、簡単にできます。

インストールの確認。

実装してみる

上記で、記載したように、順番に作業を進めます。
というか、動画を作成したのでそれを見ていただくと「こんな感じ」というのがわかると思うので、こちらをどうぞ

このような形で、実装〜起動までを行います。
今後、Javaのコーディングなどを行うときにはEclipseなどのIDEでの実行がほとんどになると思います。
理由は「楽だから」、実際に開発の仕事でもEclipseはよく使うので、使えて損はありません。

でわでわ。。。

## 初めのプログラムの解説

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